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東京春祭が終わって、本当に聴きたい公演だけ聴くのは幸せなことだと改めて思いました。 オケの定期会員は有難い仕組みですけど、本当に聴きたい公演は半分あれば良い方…
共にフィンランド出身の指揮者サカリ・オラモとソプラノのアヌ・コムシを迎えたお国物を中心としたコンサートである。エイノユハニ・ラウタヴァーラの「カントウス・アルクティクス」(鳥とオーケストラのための協奏曲)作品61である。自ら収録したフィンランド中部の湿地帯に生息する鳥たちの鳴き声をソリストとするユニークな「協奏曲」だ。2chで収録された鳥の声のテープ音がホール天井から舞台に降り注ぐ中、オケがそれに呼応する3つの楽章から成る佳作だ。幾種類かの鳥の声とオケが北国の自然風景を描き、最後はフィンランドの国鳥オオハクチョウの群れが春を告げる。まことにシーズン幕開けに相応しいスターターではないか。続いてはカイヤ・サーリアホの「サーリコスキ歌曲集」(管弦楽版)の日本初演だ。ペンッティ・サーリコスキの詩集から採られた人生...東響第95回川崎定期(4月21日)
サカリ・オラモが東響に初登場した。自国フィンランドの作品3曲とドヴォルザークの交響曲第8番というプログラムを振った。1曲目はラウタヴァーラ(1928‐2016)の「カントゥス・アルクティクス」。鳥の鳴き声とオーケストラのための協奏曲だ。わたしは何十年も前に一度聴いたことがある。その印象は強烈だった。今回は二度目。オーケストラの細かい動きは忘れていたが、野生の鳥たちの雄大な鳴き声を聴くと、何十年も前の記憶が蘇った。意外にオーケストラの動きはシンプルだと思った。でも、それはそうだろう。オーケストラが複雑な動きをしたら、鳥たちの鳴き声が相殺される。オラモ指揮の東響はそのオーケストラ・パートを抑制的に、だが最後は目一杯きらびやかに演奏した。2曲目はサーリアホ(1952‐2023)の「サーリコスキ歌曲集」。ソプラノ...オラモ/東響
新日本フィル「室内楽シリーズ 三重奏で紡ぐ室内楽の魅力 ~ 藤田麻理絵プロデュース編」を聴く ~ ブラームス「ホルン三重奏曲」、バルトーク「コントラスツ」他
23日(火)。わが家に来てから今日で3388日目を迎え、フィンランドは昨年、ロシア経由でシリアやソマリアからの難民申請者が大量に押しかけたことに対応し、「ロシアが移民を送り込んで武器に使った」として、ロシアとの国境にある陸路の検問所を全て閉鎖したが、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は19日、ロシアの企てからフィンランドを守るため、EUが東方の国境警備に助力すると表明したというニュースを見て感想を述べるモコタロです覇権主義国ロシアは領土拡張のためなら手段を選ばないEUとして当然の措置だろ昨日、夕食に「アスパラ、ベーコン、ジャガイモ炒め」「生野菜サラダ」「エノキダケの味噌汁」を作りましたアスパラは熱を通しやすい細めのを選びました美味しかったです昨夜、すみだトリフォニーホール(小)で新日本フィル「...新日本フィル「室内楽シリーズ三重奏で紡ぐ室内楽の魅力~藤田麻理絵プロデュース編」を聴く~ブラームス「ホルン三重奏曲」、バルトーク「コントラスツ」他
オラモが東響を完全に掌握! 初共演にして目の覚めるような名演を披露(4月20日サントリーホール)
昨晩のサカリ・オラモ指揮東京交響楽団のコンサートのレヴューを「毎日クラシックナビ」速リポに書きました。東響は初共演にしてオラモと恋に落ちたと思います。 この…
4月20日(土) 東京文化会館 大ホール ~東京・春・音楽祭 2024~ 指揮:リッカルド・ムーティアイーダ:マリア・ホセ・シーリラダメス:ルチアーノ・ガンチ…
楽しかった春祭が閉幕しました。 今年聴いたのは、以下の10公演。 3/27&3/30《トリスタン》4/4 ルイテン4/6 ディオティマ4/7《指環》ガラ4/1…
今年は6オケ祭だ!! この週末は大阪で開催される6オケ祭りに参加するべく遠征する。今までは大阪4オケの合同演奏会だったが、10回記念の今回は京都市交響楽団及びPACオケを加えての関西6オケ祭りに拡大されるとのこと。それだけに終演までかなりの長丁場になることが予想され、このことから開演時刻は13時からとかなり早めである。 午前中に家を出るとJRで大阪に到着したのは11時頃だった。開場が12時からなのであまり時間がない。実は諸々考えていた予定はあったんだが、とりあえずそれらをすっ飛ばしてまずは昼食を摂ることにする。ラーメンも頭を過ぎったんだが、なぜか「而今」は準備中。ちなみに帰りも準備中だったこと…
サカリ・オラモ ✕ アヌ・コムシ ✕ 東京交響楽団でシベリウス:交響詩「ルオンノタル」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」、サーリアホ「サーリコスキ歌曲集」他を聴く
21日(日)その2。「その1」で新日本フィル「第655回定期演奏会」について書きましたモコタロはそちらに出演しています是非ご訪問ください昨日、午後6時から東京交響楽団「第719回定期演奏会」を聴きましたプログラムは①ラウタヴァーラ「カントゥス・アルクティクス」(鳥とオーケストラのための協奏曲)作品61、②サーリアホ「サーリコスキ歌曲集(管弦楽版)」日本初演、③シベリウス:交響詩「ルオンノタル」作品70、④ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調作品88」です演奏は②③のソプラノ独唱=アヌ・コムシ、指揮=サカリ・オラモですサカリ・オラモはフィンランド出身。BBC交響楽団首席指揮者、ロイヤル・ストックホルム・フィル桂冠指揮者、フィンランド放送響名誉指揮者を務めているかつてフィンランド放送響でコンマスを務めており、ヴ...サカリ・オラモ✕アヌ・コムシ✕東京交響楽団でシベリウス:交響詩「ルオンノタル」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」、サーリアホ「サーリコスキ歌曲集」他を聴く
今週末は息抜き旅へ初日は豊洲꒰⌯͒•·̫•⌯͒꒱2日目はメインのドナちゃんに会いに行ったよ(* 'ᵕ' )☆オマケ前回言ってたインベンション息抜き旅の前にとり…
4月24日 225先物202406 37,960+410 06:00/前場の動き 日経平均
今日も先物買戻しが400円前後高も、ドル円は小動きに米ドル/円154.75(-0.07)(07:33)日経225先物37,960+410/04/2406:00〔米株式〕NYダウ4日続伸、263ドル高=ハイテク、金融主導で(23日)☆差替(時事通信)-Yahoo!ニュースGWの予算増えず物価高など影響調査会社のインテージは23日、2024年のゴールデンウィークにかける1人あたりの予算は平均2万7857円で2023年並にとどまったと発表した。gooニュース麻生氏の訪米「政府関与せず」上川外相会見で円安進行「米国にとって大惨事」34年ぶり安値で―トランプ氏:時事ドットコム震度4以上が1日で100以上「船に乗るよう」台湾で余震(FNNプライムオンライン(フジテレビ系))-Yahoo!ニュース小宇宙・石庭、朝から雨...4月24日225先物20240637,960+41006:00/前場の動き日経平均
METライブビューイングでヴェルディ「運命の力」を観る ~ リーゼ・ダーヴィドセン、ブライアン・ジェイド、イーゴル・ゴロヴァテンコにブラボー! / 朝日・吉田純子さんの新聞記者の文章術4
24日(水)。3回で終わりかと思っていたら第4回がありました朝日新聞社編集委員・吉田純子さんによる朝刊のコラム「新聞記者の文章術『音楽』を書くこと」が昨日4回目を迎えました吉田さんはその中で、「吹奏楽や合唱のコンクールの全国大会で毎秋、当日の総評を書いている。翌日の朝刊に載せるのはかなりしんどい仕事だが、子供たちの中にほんの少しでも『真摯に磨き上げた表現は、知らない人の心にもちゃんと届く』という自信の種を贈ることができたらと、一言一言を真剣に選んでいる」「舞台に立つ人にプロもアマもない誰もが等しく音楽家として敬意を払われるべきだ」と書いていますそして、4回目の文章術として「賞などの権威ではなく、自分の心を常に価値判断の礎とする」を挙げています人はどうしても「〇〇コンクールで優勝」とか「〇〇コンクールで審査...METライブビューイングでヴェルディ「運命の力」を観る~リーゼ・ダーヴィドセン、ブライアン・ジェイド、イーゴル・ゴロヴァテンコにブラボー!/朝日・吉田純子さんの新聞記者の文章術4
物心ついた頃から“狂信”とは無縁な中で生きてきた。それはおそらく、自分の中に、確固とした価値観を持ち合わせていなかったからではないか……もしも中途半端に持ってしまってしたら、あるいは引きずられかねないと考えたからかもしれない。 自分に自信がないゆえに身についた自己防衛なのかもしれない。そう思って見ていると、むしろ自信を持ち合わせている人のほうが狂信に陥りやすいのではないかという、そんな節が見受けられるような気がする。 改めて狂信とは何なのだろう?そして狂信が生み出すものは、決まって破滅という結末ではないだろうか。おそらく“狂信”はわかりやすく、耳にも優しく響いて聞こえるのだろう。そしていつしか気がつかないうちに取り込まれてしまうのだろう。 70年に及ぶ人生の中で、そうした狂信に巻き込まれなかったのは、不思議な危険回避能力があったからだろうか。最初に書いたように、自分自身の..
去年が上京して五十周年だった。 何の意味もなく、漠然と東京へ東京へと目指すことになったのは、いかなる内的理由があったものかと今さらながら思うのであるが、おそらくは小学校高学年になっていたであろうかつての自分に聞いてみたいものである。 そしてたぶん“東京には何かがある”と、何の確証もなく言い張ったことは間違いない。 結果として我が意志は貫かれて、東京で学び、職を得て、同居人と暮らし、定年を迎え、いずれ遠くないいつかお迎えがやって来る。今、東京に行こうと思い定めた小学生の自分に問うてみたい……君が思い描いていた東京での日々はこういうことだったのか?と。 幼い発想しかなかったにしても、その当時既に、東京にあって地方にはないあれやこれやを敏感に感じとっていたのかもしれないが……。 中央集権の象徴のような東京という都会のメリットを自分なりに享受した。特に文化面においては..
音楽評論家 長谷川京介のブログです。ソニー・ミュージック退職後は、雑誌「音楽の友」や「ショパン」「ぶらあぼ」に、コンサート評や記事を書くとともに、 フリーの音楽プロデューサーとしても活動しています
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