ペルトコスキ/N響
2000年生まれの若い指揮者タルモ・ペルトコスキ(フィンランド出身)がN響の定期演奏会Cプロを振った。プロフィールによると、ペルトコスキはドイツ・カンマーフィルの首席客演指揮者、ラトヴィア国立響の音楽監督兼芸術監督、ロッテルダム・フィルの首席客演指揮者、トゥールーズ・キャピトル管の音楽監督に就任または就任予定という。 1曲目はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。ソリストは2001年生まれの若いヴァイオリン奏者ダニエル・ロザコヴィッチ(スウェーデン出身)。若い二人がコルンゴルトのこの曲をどう演奏するかと期待した。だが意外にも艶消しの音で沈んだ気分の演奏だった。コルンゴルト特有の甘さはなかった。こう…
2025/06/22 11:02