原田慶太楼/日本フィル
日本フィルの横浜定期を原田慶太楼が振った。プログラムはオール・ラフマニノフ・プロだ。1曲目はヴォカリーズ(管弦楽版)。メロディーは独奏ヴァイオリンが受け持つ。独奏ヴァイオリンはコンサートマスターの田野倉雅秋。音が小さいことが気になった。ソリスト然とした演奏ではなかった。 2曲目は「パガニーニの主題による狂詩曲」。ピアノ独奏は阪田知樹。阪田知樹と原田慶太楼のコンビなので、キャラの立つ演奏になるだろうと期待したが、ピアノもオーケストラも丁寧な音作りに終始した点が意外だ。 余談だが、「パガニーニの主題による狂詩曲」は6月のN響のAプロで聴いたばかりだ。ピアノ独奏はユリアンナ・アヴデーエワ、指揮はファ…
2025/07/06 11:06