モラヴィアの音楽家 ヤナーチェクの音楽を 語りましょう
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第3楽章のロマンに憧れ学生時代はのめり込むほど聴いた「シェエラザード」フルトヴェングラーを信奉するバレンボイムの演奏に、その濃厚なロマンを求めてBOXにあったCDに針を下し・・ぁそこからはシカゴ響からとても肉付きの良い響きで真っ向勝負のような「シェエラザード」が流れて来ました。その事に「えっ!?」と思いましたが、シカゴ響の威力と、それに頼ることなくロマンとは別の
ヴォーン=ウィリアムスの交響曲の中でも、写実性と情趣の両方に最も訴えて来るのが第2番「ロンドン交響曲」ではないでしょうか。風景と記憶というものが強く結びつく事を、過ぎ去った時代と共に確信した作品です。演奏ではA.デイヴィスの水彩画の(霧の?)中に浮かび上がるロンドンが大好きなのですが、バルビローリはどことなく懐かしい、そう一昔前の都会の情景と言うものが浮かび上がって来るように感じました。江戸時代の
渡辺貞夫さんやJAZZ、ROCK/POPSをどちらかというと好む主人は、ワルターのブルックナー 第7番が好みになってしまい、その後カラヤン/ウィーン・フィルはじめどのCDを聴いても「これが一番気に入ってる」と見向きもしません・・あははその理由が知りたくて聞いてみると「ワルターは第2楽章が心に突き刺さるから」と、そして他の盤は「鳴り物が入るとそれまでゆったり浸っていた雰囲気が変わるから」との事で
ブルックナーの第4番は、以前にも記した通り、私の中では海そのものを感じる交響曲です。私の生まれ育ったのは、みかんの植えられた山が海と接する潮の香りが心地良い場所です。特に初夏のカァッと明るく波の静かな海は蝉の声と相まって楽園のようです。驚くほど透き通った波打ちぎわと、小さな波一つ一つがキラキラと輝く姿は子供の時より焼き付いたもので、冷たい井戸水で冷やしたすいかと、海で食べるおにぎりが一際美味しかっ...
派手な所のない誠実なレクイエム、それだけに多くのレクイエムの陰にひっそりと咲くように思えたのかも知れません。それはシューマンそのものであると聴こえて来るのです。SpとAltを2人揃えた
大学生の頃、グリー・クラブの方たちの合唱を本当に素晴らしいと思いました。何よりも女声にはない深いバスに驚き、音程の微かな変化にもピタリとつける精度、仲間を知り尽くした一体感は大学生の世界・レベルではないとさえ思えた程です。合唱の世界で次に感動したのがタリス・スコラーズであったのですが、少人数で女声が加わった時のバランスは(特にソプラノが突出してしまう事を録音の宿命のように思っていた私には)録音場所の...
スラヴ舞曲集は、国は違えど共通した憧憬や郷愁、家族や暮らしという想いを感じます。作品自体もフリアントとドゥムカなど、独自のリズムが動と静で織りなされる基本3部というシンプルさも親しみ易いと感じるのではないでしょうか。ところが、この作品はただ単なる楽しい曲というだけでなく、オーケストラを聴く、指揮者を知る、何より作品の中に込められたコクというものを感じた時、なんとも素敵なオーケストラ・ピースである事...
前回は3本のリコーダーによるフランス・バロックのソナタとしてL-A.ドルネルのソナタ 変ロ長調を記しました。今回はバロック後期のドイツのJ.マッテゾンのソナタ 第4番を記します。辞典によるとマッテゾンの歌劇にはムソルグスキーにも同名の「ボリス・ゴドゥノフ」を見る事が出来ます。こうしてフランスとドイツの3本のフルート(バロック・フルート/フラウト・トラヴェルソ含む)ソナタの、作曲家のみではなくお国柄と言う違いも(...
第1番にはドヴォルザークの第9番が既に存在しているように感じます。彼が鐘の響きとリズムを作品中に
この2日間、ショップやお目当てのヘッドフォンを持つ友人やその知人を頼りに通い続けました。最初予定していた2機種と、クラスが上のものとどう違うのかなどを徹底的に、音源をとっかえひっかえして、家ではYOUTUBEの人間の頭にヘッドフォンを被せたバイノーラルでの録音比較を必死に聴き込みました。そんな私を見て、主人から「長く使うものだから、どうせなら良いものを買うべき」との援護をもらって予定より上のクラスを購入す...
シューマンが3年後に「レクイエム 変ニ長調」 op.148を書く前に、ゲーテ作品からそれは美しい「ミニョンのためのレクイエム」op.98bを作曲しています。最初の頃は、開始早々その美しさに聴き入ってしまうこちらの作品の方が好きだったのです。ミニョンのためのレクイエム op.98b - Requiem für Mignon編成 : 独唱/Cho/Orch詞 : J.W.ゲーテの「ヴィルヘルム=マイスター」より作曲 : 1849年(引用:クラシック音楽作品名辞典/三省堂)『...
とうとうお気に入りであったオーディオテクニカのヘッドフォンが片方鳴らなくなってしまい、断線ではなくユニットが長年で駄目になっているとの事でした。本体を開けた中のドライバーの周りの防音材も酷い有様でボロボロと崩れる状態でそれを見て納得するしかなく、その木目美しくカーンと響く木だけを残して泣く泣くお別れとなってしまいました。漆塗りのアサダ桜ハウジングの音大好きだったのに・・。という事で、暫くはビクター...
この映像にはブラームスの第2番とモーツァルトの第36番が収録されています。クライバーの「リンツ」を初めて聴いた時は、他の盤に比べてごく普通に思えたのも確かでした。(クライバーにベートーヴェン第7番のようなカタルシスを期待してたのかも知れませんが・・)しかし、他の盤が増えると共に、段々と切り詰められた響きの中に溢れる愉悦感と爽快感をウィーン・フィルのライヴという中に感じられるようになって来たのです。解説書...
ある時期の録音がひと際輝いていると感じるのが、クーベリックがモーツァルトやシューマンの交響曲をバイエルン放送響との最後期にCBSに録音したシリーズだと思っています。それらはどれも確信を持って音楽性豊かに響いて来ると感じるものです。この当時は、全てがクッキリとした明快さを持ち、しかもオーケストラは美しく歌を紡ぐので、アンサンブルの素晴らしさ・旋律の味わいが合わさって爽やかに心に響くクーベリックの良さと...
クレンペラーの「リンツ」は2本のファゴットの存在感が意識された、一見モーツァルトらしくない重量級の演奏で、舞曲までも少し重い足取りの一風変わった、しかし気品と愉悦感に溢れるモダンだけに出せる味わいを感じます。この作品の2本づつのオーボエとファゴット、当時の編成では一般的であったその響きが意味する所も理解出来たように思うのが(意味の有るように聴かせるのが)クレンペラーの「リンツ」なのだと思ったのでした。...
いつもその時の心のままに書き記すだけの私は前書きをいつものように書きました。それはきっと、ベームの演奏に母がかけてくれたレコードでクラシックに親しんだ頃を思い出し、現在の当たり前という惰性、あの頃の新鮮さという驚き、その狭間を一瞬ですが彷徨ったからかもしれません。という事で、前書きを最後に移動させました。音楽を聴いている方は皆、多かれ少なかれ同じ想いを持った事があるのでしょうか・・。※各アルバムに...
後期三大交響曲では第39番が最も好きだと記しましたが、その3つ前(37番が含まれない事から実際は2つ前)の第36番「リンツ」は、序奏から動き始めた時のワクワク感が大好きです。古典派の巨匠たちの中でもこういったスピーディーで明るい軽やかさはモーツァルトの独壇場だと思っています。交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425 Symphonie No.36
師がかつて記されていた「レチタティーヴォを持たない事」、或いはその劇的なものにより「ミサ曲 ロ短調」はカンタータから受難曲へと、バッハの宗教曲大作への入り口となる貴重な作品とのお言葉が思い出されます。しかも、マタイやヨハネ受難曲が演奏を選ぶのに対し、ミサ曲 ロ短調は融通の幅の広さに於いても目を見張るものが有り、さまざまなアプローチによる名演奏を多く持つ作品でもあると思っています。最初に聴いた厳しさの...
第2組曲のみ録音された盤(1)と記した組曲版が、クリュイタンスが第1組曲も録音してくれていた事、バルビローリも面白い事をしています。しかも、これら2つはそれまで聴いて来た第2組曲とは違うものであったのです。「水の戯れ」とバレエ「ダフニスとクロエ」は私の中でのラヴェルそのものであり続けると信じます。同時にバレエ版と組曲版という「ダフニスとクロエ」が存在するのはラヴェルが同じ作品に別の管弦楽法を施した(試した...
ラヴェルを最初に好きになったのはブーレーズによるこの「ダフニスとクロエ」(全曲版)からでした。それも序奏からであった事はブログでも最初の方に記す程に大好きな作品でもあるのですが。当時は第2組曲はカラヤンとアンセルメ盤で持っていたので、序奏最初のほぼ無音からの起ち上がりのダイナミックレンジの幅と、合唱が加わって大きなうねりとなる効果に感動し、その部分に於いては強い拘りを持つようになったとも記しています...
遠近法と経過する時間の存在する音世界 ボロディンの「中央アジアの草原にて」は子供の頃より異国への扉を開けてくれる作品でした(なのに、ずっと忘れてしまっている作品でもあります)「ペルシャの市場にて」や「イーゴリ公」、「シェエラザード」など、それらに聴く東洋の描写は色彩感が強く、且つ力強さや官能、どこか懐かしい情感まであり、そこには民族色の強い暮らしまで垣間見えるように思います。ボロディンは、ロシア5人...
シャルパンティエ作品を聴くということは、この2曲に出会うために有る・・。(よしな)なんて勝手なことを書いていますが、本人はいたって真面目に現時点ではそう思い込んでいます。バロック初期に於いて、鐘の音がこんなに情緒豊かに響く作品があるでしょうか。クリュイタンスがたった一度だけ録音した理由、それはきっとこの作品を演奏しなければと使命のようなものを感じたのではないかと・・勝手に思います・・ぁ「主の御降誕の...
私の中のレクイエムのベストというものを整理しておきたいと思います。(ただ一か所の様式を未記入のまま)このブログにも多くのレクイエムを記して来ましたが、これらの作品に優劣をつける事など出来ないのを承知の上で、私の心に深く存在するようになった特別を確認したいと思ったのでした。[今まで]は3つの特別な作品があると記して来ました。あれから1つ加わり4つになりました。それらは、なんとも都合よく、それぞれの様式を代...
古楽の演奏に於いて、ブリュッヘンやアーノンクール達の特別旋律を際立たせたり、表現の可能性追求による大胆な試みや、レオンハルトの厳しいまでの厳格さを持ち込む事、それより後のイタリアの奏者達が見せた過激性などが、クリスティではごく自然に、しかも表現したい事を語弊はありますが「より簡易に」成し遂げる術を身に着けたように感じられました。それによって現われる音楽は、確かな推進力と十分に歌う味わい深い歌を両立...
ディヴェルティスマン(ここでは幕間劇)「賢者の石」は、以前スペインの作曲家リテレスの作品でも記した四大元素を題材としています。RPGにもそれらの要素を持つ属性・魔法が取り入れられたものも多く、それらによる攻撃の相性・耐性などが考慮される物を見かけます。シャルパンティエの妖精たちは中々キュートな(人格?)を持つ妖精たちではないでしょうか。特に火と水の精の二重唱「私たち二人が一緒にいるなんて」は作品が微笑まし...
イギリス民謡は日本の学校でもよく歌われる曲が多く、誰もが普通に知っているのも特徴でしょうか。今回は前回記せなかった曲、重ならない演奏を選んでみました。キリ・テ・カナワの歌、合唱の響き、そして少年少女合唱団の懐かしさ、音楽室の匂いと共に同級生たちの顔が思い出されます。そうそう、この間街で出会ったあの人、きっと同級生だと思う・・、相手も私を暫く見てたので間違いないとは思うのですが、何故か声をお互いかけ...
彼より5年後に生まれ、パリのサン・マドレーヌ教会やサン・ジュヌヴィエーヴ教会でオルガニストを務めたアントニー・ドルネル(1685-1765)と間違われる事の多いルイ・アントワーヌ・ドルネル(c.1680-after 1756)のリコーダー3本によるソナタは、ブリュッヘン達が取り上げた事で現在に聴かれるようになったのではないでしょうか。実は私はヴェルサイユ楽派のドルネル作品にこの1曲しかお目にかかった事が無いのです。辞典にもアント...
今日は帰宅してY-XYZ様https://yxyzusa.blog.fc2.com/の記して下さった嬉しいコメントを拝読させて頂きました。その時にご紹介くださったシェーンベルク作品を聴かせて頂いて、真夜中に彼の作品を聴きたいと思いました。というわけで、今夜はグールドの弾くピアノ作品全集を選んだのでした。(輝く夜景に浮かぶ冷たい鉄筋コンクリートの世界を思い浮かべるポリーニ盤と迷いました。その冷たい固まりの中にところどころ灯る、誰かが...
この作品については辞典はじめwikiにも簡単な記録しか見つけられませんでした。しかし、毎度ながら一筋縄ではいかない何かが潜んでいるのを感じるのがショスタコーヴィチ作品で、最初の作品を取りやめ作り直した9番と、続けて書かれた10番は、それまでの総括のようなものも感じます。そう思うのは、単なる思い付きではなく根拠があるのです、それは前回の第9番で記した
中学生の頃、1.000円や1,200円で名盤と呼ばれるものがシリーズとなったものを安い!と思って優先的に買ったものです。それが現在ではBOXで1枚当たりの値段を計算するようになり、1枚200円だと高い!と感じるのですから不思議です。大手レーベルでは古楽専門レーベルを別に持っていて、BOXでもそれらが区別され、偶に混在させたりして発売されています。最近の傾向としては初盤のジャケットと資料を付けたり、レーベルに録音されたも...
タイトルは、リズムの刻みだけではなく、各パートの歌わせ方にもそれを感じるという事で、どこまでも横に滑らかに繋げるフルトヴェングラーと、一音毎に折り目正しいリヒター、その中間で我が道を行くクレンペラー、今回はモダンによる「マタイ受難曲」の中から3つを選んでみました。ピリオドから受難曲に接した私は、モダン・オーケストラによるミサ曲も含むこれらに最初は違和感さえ覚えたのですが、今ではモダンとピリオドとい...
GWの間、二人でルールを作りました。カーナビ以外、スマホはお店や施設の検索と緊急時の連絡用としてのみ使用、旅行を純粋に楽しむというものです。その代わり、最後まで守れればお互い夏のボーナスで好きな物を一つ買おうというご褒美付きです(私には見える・・バーンスタインCBS録音全集・・うふ、うふ、うはぁ・・ぁ)♪~♫~♩~パスカル・ロジェのサティ、それはパステル・カラーの柔らかさの中に小さなポップアートが現れるもので...
なにかと共通点を持つ今回、トスカニーニとワルターは2年違いのカーネギー・ホールでのライヴ録音、また、ワルターとフルトヴェングラーは同年のライヴ録音である事が分かります。ワルターがコロンビアへ残した数少ないライヴ録音であると同時に、今回の中では唯一スタジオ録音で残されたクレンペラー盤の威容はこれらの中でも飛び抜けたスケールの演奏だと驚くものです。1952年から1960年の間に録音されたグルックの「アウリスの...
このジャケットは、パッと見は地味なのですが、書かれている画のバランス、色調、そして何よりも雰囲気が心を惹き付けます。この絵の中に暫しの時を過ごし、心を彷徨わせていました、ですからバラの配置も(これ置く意味があるから置いています)ここでなければならなかったのです。自分が体験したことのない事でも、相手の気持ちを推し量れる人、理解しようとする人、そういう人を思いやりのある人と呼ぶのだと信じます。※各アルバ...
モラヴィアの音楽家 ヤナーチェクの音楽を 語りましょう
ロシアの20世紀 ピアノの巨人 スクリャービンの音楽を語り合いましょう ピアノ音楽以外も… といっても ピアノ音楽が中心でしょうね
現代音楽のコンサート情報。 関東に限らず全国のコンサート情報の提供をお願いします。
皆で拡げようドゥーワップの輪。集まれドゥーワップ愛好家達!
ピアノのことならなんでも!
新たに声楽を始めてみたい! 大人になってからだけれど始めてみたい! 発声法を学んで歌や面接をしっかり準備して宝塚音楽学校を受験してみたい! 明瞭な発語で深い呼吸で音読やお話をしたい! など、自分の声は取り換えることはできませんが、世界で唯一無二。的を得たトレーニングで、声を使った表現に自信をつけ総合的にレベルアップしませんか!
アンビエントとは環境音であり身の周りで鳴っている音が そうなのだとは思いますが、ブライアンイーノが提唱した 鳴ってるかどうか気づかないような浮遊感とリラックス したものを加味した音をアンビエントと思っています。 なのでヒーリングやニューエイジ系統もひっくりめた テーマを作ろうと思いました。 個人的に自分のブログに書くのがこのジャンルの事が 多いので作ってみようと思いました。
ブログは、平成17年頃に一般に普及し始めました。現在でも、その当時からブログを続けておられる。そんなブログを原始ブログと名付けました。「いにしえララバイのブログ」も平成22年から始めています。
バイロイト音楽祭は、毎年7月25日から約一か月間、ドイツ南部バイエルン州フランケン地方の小都市バイロイトで行われる、リヒャルト・ワーグナーの楽劇10作品のみを上演する音楽祭です。 バイロイト音楽祭に行かれたみなさんの鑑賞記&旅行記をお待ちしております。
ただの雑音。 だけど、雑音は自由だ。 別に形式の【音楽ジャンル】としてのノイズ としててではなく、それを含めて自分で感じる 軋轢などがあると思います。 ただ叫びたい、何でこんなに不幸なんだ、 などなど自分なりの歪を書いてしまおう、な トラコミュです。 勿論、音楽形式としてのノイズとして活用 して頂いてもいいかな、と思っています。