このバロック・リュートにとって不向きな調の曲がどうしてリュート曲になったのか、その理由は多分消去法でリュートになったのではないかと推測されます。自筆譜に表紙があったり、プレリュードの一番上段にタイトルが書かれていれば、この曲がどういう楽器のためのものか分かるのですが、あいにく武蔵野音大図書館に所蔵されている自筆譜にはそういったものがありません。表紙は散逸したのでしょうか。武蔵野音大図書館所蔵のBWV1006aのコピー。40年以上前ですが、知り合いの武蔵野音大の学生に頼んでコピーしてもらったものです。鍵盤曲としては音が少なすぎる、ハープ曲としてはこの曲の特性が生かされない、ではもうリュートしか残らない、みたいな感じでリュート曲に分類されたということでしょうか。BWV1006a(3)
ピアノのハノンは両手でオクターヴ並行しながら弾くが、左手と右手では使う指も違うし、指くぐりの箇所も違う、これを1箇所も間違えず弾ける練習というのは筆者から見て拷問のように思えるが;;鍵盤を弾くかぎり一生もの?のトレーニングだとも聞く、一方「ハノンをやらずともピアノは弾ける」との見解もあるが、実際の曲でもオクターヴ並行は出てくる、そこをよく練習すれば弾けるようにはなるだろう、ハノンをやっておけば新しい...
手塚治虫「鉄の旋律」:黒手塚の極北点!マフィアへの復讐が予期せぬ恐るべき方向に!~手塚治虫を語り尽くす㉘
黒手塚を代表する中編の衝撃作 「手塚ノワール」とも呼ばれる「黒手塚」をかなりたくさん取り上げてきた。主だったものは大体紹介してきたが、まだまだいくつも残っている。 その中でも、衝撃度から言ったらトッ
このBWV1006aは旧バッハ全集でも新バッハ全集でもリュート曲として分類されていますが、ホ長調という調性はリュートには全く不向きな調です。ヴァイスの作品では単一楽章としてでさえ寡聞にして見たことがありません。イ長調なら6コース以下の変更は多いですが、レもラも開放弦で出せるのでむしろリュートにとってはよく響く都合がいい調と言えます。イ長調の平行調である嬰ヘ短調も意外にもイケる調です。なにしろ開放弦のFが(嬰へ短調の導音である)E♯として使えるという特殊なことができる調です。ところがホ長調/嬰ハ短調となると格段に弾きにくくなり、ソロ作品ではまず見かけない調になります。バス弦は7ソ、8ファ、10レ、11ド、12シ♭を半音あげなくてはならず、24弦あるうちの10弦も変更することになります。おまけに1~6コースの...BWV1006a(2)
オーディオ趣味でも、メーカー品を買い替えてはあれこれ組み合わせを試す、という人もあれば、自作したり機器内部まで手を加える工作派もある、揃えている機材を見れば一目でわかるだろう、 まず、スピーカーケーブルについて、大電流が流れるわけでもない、わずか1.5m前後の短距離に太いケーブルを使うというのは、電気工学的にも奇妙な光景である;ケーブルは損失なく(低抵抗で)電気を送るのが役割で、ケーブルの素材(銅線の...
バッハの組曲ホ長調BWV1006aは1736年から1737年頃にかけて成立した作品です。原曲となったのは1720年に完成した無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータホ長調です。1720年といえばバッハはケーテンの宮廷楽団の楽長をしていたときで、BWV1006aに編曲したときはライプチヒのトーマスカントールの時代です。これらの作品の第1曲目のプレリュードはバッハ自身が気に入っていた作品のようで、複数のカンタータに転用しています。(BWV29とBWV120a)ただしカンタータ版はオルガンが主たるラインを演奏し、そこにトランペットも加わったオケ伴がついたとても華やかというかにぎやかな曲になっています。それもそのはず、BWV29は市参事会改選(1731年初演)のため、BWV29aは結婚式(初演は1729年頃か)に作...BWV1006a(1)
岐阜のギターサークルによる演奏会(フェスタ)は今年、7月20日(土)に行なうこととなった、第1回が2000年だったので、25回目になる、 →拡大会場は第3回以降は定着して、ギター、リュートがよく響く、良いホールである、サークルが発足した頃に生まれた人が、新メンバーになっているかも?;初期からのメンバーもそれくらい若かったが、今や白髪まじりの年代^^;しかし不思議にそんなに時が経った実感がないのである?こういう場...
「クラシックブログ」 カテゴリー一覧(参加人数順)