いつものスーパーでは、定期的に全国の駅弁を集めた「駅弁まつり」をやっていて、食品売り場の前に特設される、 カニ、イクラ、アナゴ、牛肉等々、各地の名産物をメインにした弁当は数々あるのだが、子供の頃、列車の長旅で記憶に馴染む「幕の内弁当」を一度も見かけたことがないのが残念である、どこでも幕の内タイプの駅弁はあると思うのだが、まあ、幕の内は通常の売り場にいつも置いてあるので、そこで買えるのだが;特定の駅...
フーガとかカノンだけについて述べているのかもしれませんが、フーガやカノンも含めてバッハの音楽の一番の魅力はフレーズやハーモニーが「エモい」ことです。もちろんバッハが作るフーガやカノンはとても構成的で「完全なるシステム」ですし、書法も完璧です。でも彼の音楽の最大の特質はその様な構成的な音楽に使われているフレーズやハーモニーが「エモい」ことです。マタイ受難曲のアリアのなんという甘美さ。宗教曲、しかも受難曲でこの甘美さはいったいどういうことなのか!高校生1年の時初めてバッハのマタイを聴いたときの思いでした。バッハが作り出したフレーズやハーモニーは時に甘美に、時に深遠にあるいはあり得ないような斬新さで響きます。これはフーガでもカノンでも同じです。演奏家はこのことをきちんと受け止めて表現するわけで、けっして「機械論...ごまかさないクラシック音楽(3)
楽器の関連品とか、音響機器など、いろいろとマニアックに陥りがちな分野があるが;それが本当に有用かどうかは業界の売り文句や、嵌まった人の言う事は気にせず、自分で判断すればよい、「良くなった気もする?」あるいは「良くなったのか悪くなったのか微妙?」なんて事に費用をつぎ込むのは無駄、実質価値のはっきりした物に絞る。 大して意味のない所にコストをかけ、高級化した製品も多い中、'80年代のDP-47Fは、はっきり他...
例えば武満の若い頃の作品「2つのレント」を音楽以前だと評論した評論家Y氏。一説にはY氏はピアノもろくすっぽ弾けなかったそうです。私が若い頃、偉そうに古楽を論じていた中京地区のX氏、偉そうに音楽論をぶつX氏に若い演奏家はみんなヘコヘコしていました。文筆対文筆で「勝負」するのならまだしも、音楽を創造している人たちに対しては彼らこそヘコヘコすべきです。彼らが楽譜から音楽を「聴き取り」それで評論するのならまだしも、評論の元は録音やライブである以上クリエイター側に依存しているわけです。バッハ以前の音楽に対して評論の鋭さが見られないのは録音点数、ライブ件数がぐっと少なく、音楽自体を楽譜などの資料から「聞き取れ」ないからでしょう。バッハに関しても思い違いをしているような記述がありました。P.313岡田氏『バッハの音楽は...ごまかさないクラシック音楽(2)
現在、リュート用に実用的で、バカ高価じゃない弦を作っている先進的なメーカーはAquila社だろう、大抵のメーカーは原材料を大手繊維メーカーから仕入れていて、ナイロンやフロロカーボンなど元は同じものだったりする;クラギの弦など銘柄のパッケージが違うだけで「音が違う」云々はプラセボかもしれない?聴く側になると「○○製の弦を使っているから良い」なんて区別つかない。Aquila社は自社に繊維メーカーが備えるような「押し...
【更新アーカイブ】(6月分) *6/27(木)【本日のイベント】 整備期間の為に臨時休館 ~7/3(水) [みさと天文台]6月は木曜定休 [ドーシェル] …
【更新アーカイブ】(6月分) *6/22(土)【本日のイベント】 整備期間の為に臨時休館 ~7/3(水) [みさと天文台] 法事規制の為に臨時休業 [きみ…
【更新アーカイブ】(6月分) *6/18(火)【本日のイベント】 整備期間の為に臨時休業 ~7/3(水) [みさと天文台] 全館休館日 [たまゆらの里] …
最近読んだ本です。著者の岡田暁生氏と片山杜秀氏はそれぞれ著名な音楽学者、音楽評論家です。特に片山氏は音楽以外の分野にも健筆を奮っています。とても興味深い内容で視点も斬新なので一気に読んでしまいました。対談形式で古楽から現代音楽までを扱っていますのでとても読みやすく構成されています。特に片山氏の近現代のロシア音楽の造詣には感服しました。ぜひ近いうちに聴いてみたいと思います。ただ古典派以降、近現代の記述がとても充実していて興味深いですが、いわゆる古楽の範疇に入る古い音楽についてはとても見方が偏っていて鋭さを感じませんでした。そのわけについては後述します。ところで私は評論家や音楽学者の言っていることは基本的に信じていません。というか言っていることに根本的なずれがあると考えています。演奏家や作・編曲家など音楽の「...ごまかさないクラシック音楽(1)
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